こんにちは。たつのこです。
ドルコスト平均法を活用しながら、毎月コツコツ積み立て、比較的安定して実績のある投資信託を始められる投資として、積立ニーサ(NISA)に人気が集まっています。
とは言え、積立NISA以外の別の選択肢を探す方もいらっしゃると思います。
この記事では積立イーサ、仮想通貨ETH(イーサ)を積み立て投資する方法を紹介します。
僕は2021年からビットコイン積み立てを行っていましたが、2022年にイーサ(ETH)積み立てに切り替えてもうすぐ1年が経過。実績公開も行います。
イーサ(ETH)とは?イーサリアムとは?
イーサ(ETH)とは、イーサリアムというプラットフォームで使用される仮想通貨のこと。
難しい専門用語は無しで、特徴を紹介します。
イーサは29兆円の時価総額【日本ではトヨタの次】
イーサは29兆円の時価総額を誇ります。
単純に2023年03月現在で、日本の主要企業の時価総額と比較すると、なんとトヨタより少し下、ソニーGより上の超一流企業の仲間入りレベルです。
全く触っていない人には全然馴染みの無い世界だと思いますが、世界中では兆円規模の時価総額でイーサが流通しています。
ビットコインの次の実力【暗号資産の時価総額2位】
仮想通貨といえば、ビットコインのイメージかもしれません。
2023年6月時点での世界の仮想通貨の時価総額に占める割合(CoinMarketCap調べ)では、ビットコインは全体の時価総額の半分を占めていて、仮想通貨の王者です。
イーサは全体の2番目ですが、2万種類もある仮想通貨の中での2番手です。
また、イーサが生まれたのはビットコイン誕生から5年も後の2013年ですので、僕は伸び率で考えるとイーサの方が魅力的だと思っています。
日本の成長戦略としても有望視
イーサリアムのスマートコントラクトの核となる技術(ブロックチェーン)を活用したインターネットはweb3と呼ばれています。
実は、ブロックチェーンを活用しているweb3は、自民党の平議員によって日本の成長戦略として掲げられ、推し進められるほどに将来を有望視されています。
デジタル庁ではweb3研究会が発足したり、グローバルなweb3カンファレンスではなんと岸田首相がビデオ登壇するほどまでに注目されています。
日本初のパブリックなブロックチェーンを開発するアスターネットワークというプロジェクトも生まれています。
今の日本のトヨタのように、GAFAのように、日本から世界的に活躍する企業にまで成長してくれると嬉しいなと思います。
イーサリアムの価格推移
次にイーサリアムの価格推移を見ていきましょう。
【実績公開】月1万円×9ヶ月間で約プラス1万円
僕は2021年頃からビットコインを積み立てていましたが、途中でETHに一部切り替え、去年に積み立てはETH(イーサ)のみに変更。
Coincheckで1万円積み立て×9ヶ月間継続しました。
結論、積立イーサ(ETH)の評価損益は+10,230円の利益です。
【参考】5年間毎月1万円積み立てで約7倍【60万⇒417万】
5年間積み立てしていたらどうだった?のシミュレーションもできます。
GMOコインのつみたて設定ページで、銘柄をETHへ、毎月プラン、投資期間5年、毎月1万円を選択。これで、過去5年間こつこつ積み上げたときの元本と評価額を確認できます。
驚くことに元本60万円が、評価額417万円。約350万円のプラスです。
2022年に仮想通貨界隈が暴落した時期があり、ETH価値も半減してます。
しかし、コツコツ積み立て投資だと2022年に元本は割れていません。
イーサリアムの将来性
次にイーサアリアムの将来性をみていきましょう。
より大きな視点での考察は難しいため、ミクロ視点でETHの需要と供給に関する内容を見ておきます。
Mergeアップデートにより発行率が90%減少
イーサリアムは、2022年に大型アップデートのMergeが実行されました。
Mergeの詳細は省きますが、これによって、ETHの1日あたりの発行量が元々13,500ETH程度から90%程度減少しました。(英語ですがultra sound moneyを参照)
仮想通貨は株式のように通貨の需要と供給によって価格が決まります。
✓市場への供給量が減る ⇒ 価格は上がりやすい
✓市場への供給量が増える ⇒ 価格は下がりやすい
そのため、仮想通貨業界視点で見たときには、以前よりもイーサ価格が上がりやすい状況にはなっています。
とはいえ、価格は各種業界の動き、関連規制、さまざまな要因が絡み合いますので最終的には自己判断でお願いします。
Shanghai (Shapella)アップデートによるロックETHの増加
もうひとつ、重要なのが2023年に行われたShanghai (Shapella)アップデートです。
こちらも詳細を省きますが、これによりETHをロックする(定期預金みたいなイメージ)方が増えました。
どれだけロックされているかはブロックチェーンの技術で見ることができます。
注目頂きたいのは、紫のライン。これは、ETHのロック量を示しています。
この紫ラインが2023年4月のアップデート時期をさかいに、さらなる上昇トレンドへ変化しました。
つまり、長期的な投資目線でETHのロック量が増え、市場へ流れる供給量が減っています。
供給量の減少は価格の上昇に繋がりやすいのは、上で記載した内容と同じです。
イーサリアム投資のデメリット
一方で、イーサリアム投資のデメリットもあります。
損失リスクあり
当然ですが、損失リスクが必ずあります。
資産が減ること自体が嫌な方には全くオススメしませんし、あくまで自己責任でお願いします。
価格変動(ボラティリティ)が大きい
イーサリアム単体で見ると、価格変動(ボラティリティ)が大きいため、慣れていない人にとっては不安になりやすいかもしれません。
しかし、価格変動を抑えるために毎日の積み立て投資が設定できますので、余剰資金で淡々と積み立てしてほったらかしできる人は向いていると思います。
価格変動がある度に一喜一憂したり、不安を感じやすく、心の平穏を保つのが難しい方にとっては、ETH積み立て投資は合わないように思います。
仮想通貨の利益は雑所得に分類【課題】
仮想通貨の利益は雑所得に分類され、給与所得との合計で税率が決まる仕組みになっていて、大きく儲けが発生した場合には申告分離課税よりも多くの税率がかかってしまいます。
積立NISAでは一部資金に課税されない仕組みになっていますし、特定口座で取引を行っている場合でも申告分離課税に分類され、利益に対して20.315%の課税となります。
一方で、雑所得では、900万円未満では23%と申告分離課税と比較しても数%しか変化はありませんが、900万円を超えた場合には税率が33%に!
整理するとこちら。
✔NISA:指定の金額までは課税なし
✔特定口座:申告分離課税。利益に対して20.315%の課税
✔仮想通貨:雑所得。給与所得との合算で決まる。900万円以上なら33%に。
ただし、申告分離課税の適用は積極的に法人適用を検討されていますので、個人での適用も数年以内に来るのではないかと推測しています。
逆に言えば、2023年現在では積極的に儲けを確定したくないタイミングとも言えます。
同様に考えている人は多そうですし、日本では必然的に長期目線で投資をしている人が多いのではないかと思います。
積立イーサ(ETH)の始め方
ここでは積立ETHの始め方として、最もシンプルな手順をご紹介します。
Step1 Coincheckの口座開設
結論、積立ETHを初めて行うなら、取引所はCoincheckがオススメ。
理由は、Coincheckだと銀行から自動引き落としができるため。
自動引き落とし機能が無いと毎月取引所にお金を入金する作業が必要になります。
毎月入金を手動で行うの面倒ですよね。
自動引き落とし | 毎日積み立て | |
Coincheck | できる | できる |
bitFlyer | できない | できる |
GMOコイン | できない | できる |
Step2Coincheckで積み立て設定を行う
Coincheckへの登録が完了次第、Coincheckで積み立て設定を行いましょう。
スマホで、Chromeなどのブラウザから簡単に行えます。
参考までに。僕の積み立て設定は、月1万円を日割りして1日ずつ積み立ててくれる毎日つみたてプランです。
1日ずつ積み立てることで、リスクを最小限にしています。
では、Coincheckへログイン。
右上の赤枠部をタップ。
Coincheckつみたてをタップ。
引き落としたい金融機関を選択し、金融機関側に応じた処理を完了させます。
金融機関の手続きが完了すれば、積み立て設定に入ります。
Coincheckの画面で、毎日つみたてプランを選択。
ETHをタップ。
積み立てる額を入力し、積み立て内容を変更するをタップ。
これで、登録メールアドレスに積み立て設定完了メールが届きます。
Coincheckの積み立て画面で次回予定10000円と出ていたら、設定完了です。
さいごに
この記事は、仮想通貨初心者に向けたイーサリアム積立解説記事の1つ。
よければ次の記事もどうぞ。
第1回「仮想通貨とは?」(執筆中)
第2回「イーサリアム、ビットコイン買うならどっちがおすすめ?」
第4回「仮想通貨イーサの価格推移は?これまでとこれからの予測」
第5回「コツコツイーサ積立 1年積立てた収益は?」
第6回「積立イーサを始めてみよう」👈今
第7回「イーサリアム投資におすすめな取引所を知ろう」👈次はこちら
第8回「貯めたイーサで運用してみよう」
第9回(NFT投資)「NFT投資に向けてセキュリティ強化9のポイント【土台編】を知ろう」
第10回(NFT投資)「NFT投資の始め方、注意点を知ろう」
ではまた!
No1 トヨタ:33兆円
No2 ソニーG:17兆円
No3 キーエンス:17兆円