こんにちは。たつのこです。
イーサリアムの高額なガス代に悩まさている人も多いのではないでしょうか?
特にDeFiユーザーにとって、ガス代の高騰ぶりは大きな障壁となっています。
しかしその解決策があります。それは、イーサリアムのセキュリティを継承しながら、驚くほど低コストでDeFi運用を可能にするLayer2ソリューションです。
レイヤー2ソリューションはいくつも存在しますが、中でも最も資金が預けられているのが今回紹介するアービトラム(Arbitrum)なんです。(L2Beat 調べ)
そこで、本記事では、アービトラムのブリッジを行う具体的な利用方法や、よくあるご質問についてわかりやすく解説します。
DeFiの世界をより身近に、より手数料を削減しながら楽しんでいきましょう。
目次
Arbitrum(アービトラム)のブリッジとは?
アービトラムのブリッジは、イーサリアムのメインネットからアービトラムのLayer2ネットワークへ、あなたの資産をスムーズに移動させるための重要な技術です。
イメージとしては、渋滞中の通常道路と高速道路のような違いがあります。
イーサリアムのイメージ:渋滞中の通常道路
アービトラムのイメージ:高速道路
ブリッジを通ることで、イーサリアム(渋滞中の道路)からアービトラム(高速道路)に移動でき、ユーザーは高速で低コストな取引を実現できるようになります。
イーサリアムで悩まされていた高額なガス代を回避しつつ、DeFiサービスや分散型アプリケーション(dApps)を快適に利用できるようになるんです!
アービトラムは、イーサリアムのセキュリティを受け継ぎながら、処理速度と手数料を劇的に改善することに成功しました。
ブリッジを利用することで、あなたはイーサリアムエコシステムのメリットを享受し続けながら、アービトラムの効率性の恩恵も同時に受けられるという、まさに一石二鳥の状態になれるのです。
特に、頻繁に取引を行うトレーダー、DeFiを有効活用したいトレーダー、少額の取引でもガス代を抑えたいと考えているユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
イーサリアムでは手数料が1000円程度かかることも。DeFiはレイヤー2で始めるのが便利!
イーサリアムをArbitrum(アービトラム)にブリッジする方法
では、イーサリアムをアービトラムへブリッジする手順を、具体的に詳しくみていきましょう。
ステップ1:Coinbase Walletを登録しよう
まずは、Arbitrumブリッジを利用するための第一歩として、Coinbase Walletの登録を行いましょう。
既にMetaMaskなどウォレットを利用している方はステップ2へいきましょう。
Coinbase Walletは、世界第1位の取引所を保有するCoinbaseが開発しているウォレット。
その使いやすさとセキュリティの高さから多くのユーザーに支持されています。
まず、アプリストアに進み、Download for Chromeを選択します。
次に、右上のAdd to Chromeをクリック。
アプリストアからCoinbase Walletアプリをダウンロードします。
ダウンロード後に、アプリを開いたら「ウォレットの作成」を選択し、画面の指示に従って進めていきます。
セキュリティのため、12語のリカバリーフレーズが提供されます。
ウォレットの設定が完了すると、あなたのイーサリアムアドレスが生成されます。このアドレスは、イーサリアムをブリッジする際に使用します。
Coinbase Walletは、イーサリアムだけでなくArbitrumネットワークにも対応しているため、その後の設定無しでブリッジ後の資産管理もスムーズに行うことができます。
リカバリーフレーズは、ハッキング対策として必ずオフラインで管理しましょう!
Coinbase Walletはいちいちブロックチェーンを切り替えなくても良いのも便利です!
ステップ2:アービトラム(Arbitrum)ブリッジにCoinbase Walletを接続しよう
次に、ArbitrumブリッジにCoinbase Walletを接続します。
まず、Arbitrumブリッジウェブサイトにアクセスします。
Connect Wallet、Coinbase Walletを選択します。
初めて接続する場合、Coinbase Walletアプリ内で承認を求められますので、内容を確認してから承認してください。
この承認はブリッジサイトがあなたのウォレット情報を読み取ることを許可するだけで、資金の移動権限を与えるものではありませんので、安心して進めてください。
ステップ3:イーサリアムをアービトラムにブリッジしよう!
いよいよ、イーサリアムをArbitrumのLayer2にブリッジします!
以下のように、ブリッジししたいイーサリアム数量を入力した後、ガス代を確認してから、ブリッジボタンをクリックします。
Coinbase Walletに通知が送られ、トランザクションの承認を求められるので承認します。
承認後、トランザクションが処理されます。
イーサリアムネットワークの混雑状況によっては、完了までに15分くらいかかる場合があります。
処理が完了すると、ブリッジしたイーサリアムがアドレスに反映されます。
ブリッジ完了後は、Coinbase Wallet内でArbitrumネットワークを選択することで、ブリッジした資産を確認できます。
これで、Arbitrum上でDeFiサービスや低コストの取引を思う存分楽しめるようになりました!
Arbitrum(アービトラム)にブリッジがオススメな理由
Arbitrumへのブリッジは多くの暗号資産ユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となっています。
一体なぜそんなに人気なのか?その主な理由を詳しく見ていきましょう。
手数料ほぼゼロでDeFi運用が可能だから
Arbitrumにブリッジすることの最大のメリットは、やはり手数料がほぼゼロでDeFi運用が可能な点です。
ほぼ無視できるほどの低い手数料でDeFi(分散型金融)サービスを利用できるようになりました。
イーサリアムのメインネットでは高額なガス代が悩みの種でしたが、アービトラムではこの問題が劇的に改善されています。
例えば、イーサリアムメインネット上でトランザクションを処理するだけで時には1000円かかることも。一方で、アービトラムでは数円で済んでしまうイメージです。
この大幅なコスト削減により、少額の取引や頻繁な取引が現実的になり、より幅広い層のユーザーがDeFiサービスを活用できるようになりました。
さらに、2024年2月に実施されたデンクン(Dencun)アップデートにより、レイヤー2の手数料はさらに劇的に削減されました。
低コストでの取引が可能になることで、複雑なDeFi戦略の実行や、イールドファーミングなどの収益性の高い運用方法も、より効率的に行えるようになりました。
イーサリアムのレイヤー2で最もDeFiが活発だから
アービトラムは、イーサリアムのレイヤー2ソリューションの中で最も活発にDeFiが行われているプラットフォームの一つです。
これは、ユーザーにとって非常に重要な意味を持ちます。
なぜなら、活発なDeFiエコシステムが存在するということは、多様な金融サービスや投資機会が豊富に用意されているということだからです。
例えば、分散型取引所(DEX)Uniswap、レンディングプロトコルAaveなど様々な大手DeFiプロジェクトがアービトラム上で展開されています。
また、活発なエコシステムは流動性の高く、より効率的な価格形成を可能にします。これにより、ユーザーはより有利な条件で取引や投資を行うことができます。
有名ステーブルコインもアービトラムで活用できるから
アービトラムは、イーサリアム(ETH)だけでなく、多くの有名なステーブルコインもサポートしています。これは、ユーザーにとって非常に便利で効率的な仕組みです。
USDTやUSDC、DAIといった主要なステーブルコインがアービトラム上で利用可能です。
これにより、ユーザーは価格変動リスクを最小限に抑えながら、DeFiサービスを活用できます。
例えば、ステーブルコインを使ったUniswapのイールドファーミングやAaveのレンディングサービスの利用が、非常に低コストで実現できます。
このように、アービトラムでは有名ステーブルコインを活用することで、ユーザーは低コストで効率的なDeFi運用を行えるだけでなく、価格変動リスクを抑えつつ、活発なエコシステムの恩恵を受けることができます。
これらの理由から、多くのユーザーにとってアービトラムの利用は魅力的な選択肢となっているのです。
よくある質問
Arbitrum(アービトラム)は安全なの?
毎回ブリッジする必要があるの?
メタマスクでは無くCoinbase Walletを推奨している理由は?
まとめ
アービトラムは、DeFi愛好家にとって画期的なソリューションだと思います。
イーサリアムの高額な手数料問題を解決し、低コストでDeFiサービスを利用できる環境を提供しています。
特に、デンクン(Dencun)アップデート後は手数料がさらに削減され、より多くのユーザーがDeFiの恩恵を受けられるようになりました。
DeFiの世界をより身近に、より効率的に楽しみたい方にとって、アービトラムは非常に魅力的なプラットフォームです。
UniswapやAaveなど、DeFiライフを楽しんでいきましょう!
では、また!
レイヤー2は、イーサリアムのセキュリティを活用しながら、ブロックチェーンの取引を迅速かつ低コストで処理するための技術。