こんにちは。たつのこです。
「DeFiって、高利回りだけど、高リスクだよね。。」と思っていらっしゃるかもしれません。
ですが、一概に「高利回りは高リスク」とは言えなくなってきています。
なぜなら、DeFi × ステーブルコイン(法定通貨と価値が連動する仮想通貨)を組み合わせた最新の資産運用戦略は、日本人にもあったリスクを抑えた戦略となる可能性を秘めているからです。
ステーブルコインの価格安定性と、DeFiの革新的な金融サービスを掛け合わせることで、リスクを抑えつつ高い利回り(年利10%!)を狙うことができるのです。
しかし、この新しい投資方法にもリスクは存在します。
そこで、本記事では、DeFi×ステーブルコイン戦略の魅力とリスク、そして成功のためのポイントを詳しく解説します。
目次
DeFiで資産を増やせ!ステーブルコイン戦略を徹底解説
DeFiで広がる可能性!ステーブルコインがカギとなる理由
仮想通貨のDeFi(分散型金融)の世界で、ステーブルコインが革新的な資産運用の鍵を握っていることをご存知でしょうか?
従来の暗号資産は、価格変動が激しいため、毎日の取引や長期的な資産運用には、なかなか使いにくいものでした。しかし、ステーブルコインの登場によって、価格変動リスクを最小限に抑えつつ、DeFiの革新的な金融サービスを利用できるようになりました。
例えば、ステーブルコインを使えば、高利回りの貸付や流動性提供など、様々なDeFiサービスに、比較して安心して参加できるようになります。
正直、ステーブルコインのDeFiで年利10%を狙えます。
ステーブルコインは、DeFiの世界で信頼性の高い基軸通貨としての役割を果たし、より多くの人々がDeFiサービスを利用するきっかけを提供しています。
銀行の定期預金のような、従来の金融システムでは実現できなかった新たな可能性が広がっているのです。
DeFi(Decentralized Finance):分散型金融のこと。スマートコントラクトで作られた、無人でプログラムのみで動く銀行取引によって、中間手数料が減りユーザーの利益率が向上。
DeFiとは? その特徴とメリットを簡単におさらい
DeFi(分散型金融)は、ブロックチェーン技術を活用して、従来の金融システムを根本から変革する新たな金融モデルです。
DeFiの最大の特徴は、中央集権的な仲介者を排除し、スマートコントラクトによって自動化された金融サービスを提供することにあると言えるでしょう。
DeFiの大きなメリットは、アクセスのしやすさ向上と金融サービスの民主化です。
従来の金融システムでは、銀行口座の開設や信用審査など、様々な障壁がありました。しかしDeFiなら、インターネット接続とデジタルウォレットさえあれば、誰でも金融サービスを利用できるのです。
例えば、銀行口座を持たない途上国の人々でも、DeFiプラットフォームを通じて貸付や投資などの金融サービスにアクセスできるようになりました。
さらに、DeFiは無人の世界銀行であり、24時間365日稼働しており、国境を越えた取引が可能です。
これにより、グローバルな金融市場への参加障壁が大幅に低下。個人投資家でも機関投資家のような条件で金融サービスを利用できるようになりました。
また、スマートコントラクトによる自動化により、金融取引の効率性と透明性が向上し、手数料の削減にもつながっています。
ステーブルコインがDeFiにもたらすメリットとは?
ステーブルコインは、DeFiエコシステムに安定性と流動性をもたらす、重要な要素として機能しています。
ステーブルコイン最大の魅力は、価格の安定性を維持しつつ、暗号資産の利便性を享受できる点。これにより、DeFiプラットフォーム上での取引や資産運用が、より安全かつ効率的になるんです。
例えば、DeFiプラットフォーム上で貸付を行う際に、ビットコインなどの価格変動の激しい暗号資産ではなく、ステーブルコインを使うことで、元本の価値が大きく目減りするリスクを軽減できるとともに、銀行預金よりも遥かに高利回りを狙える可能性があるんです。
また、ステーブルコインは、異なるDeFiプロトコル間の「橋渡し役」としても重要です。
ユーザーは、ステーブルコインを介して異なるプラットフォーム間で資産を移動させることができ、DeFiエコシステム全体の流動性と相互運用性が向上しています。
従来の金融システムとDeFiの違いを改めて比較
特徴 | 従来の金融システム | DeFi |
---|---|---|
管理方式 | 中央集権型 (銀行や金融機関が管理) | 分散型(ブロックチェーン上の スマートコントラクトが自動管理) |
資産管理 | 厳格な審査や手続きが必要 | インターネットとデジタルウォレットで 誰でも利用可能 |
取引速度 | 国際送金に数日かかることも | 数分から数十分で世界中どこへでも送金可能 |
運用時間 | 営業時間内 | 24時間365日 |
コスト | 人件費や運営費用が高い | 自動化により低コスト |
透明性 | 限定的 | すべての取引が公開 |
プライバシー | 個人情報の開示が必要 | 個人情報の開示は最小限 |
従来の金融システムとDeFiの最も顕著な違いは、中央集権型と分散型です。
従来のシステムでは、銀行や金融機関が中央集権的に管理し、すべての取引や資産管理を担っています。一方、DeFiではブロックチェーン上のスマートコントラクトが自動的に金融サービスを提供し、個々の利用者が自身の資産を直接管理します。
アクセス面でも大きな違いがあります。従来のシステムでは、口座開設や各種サービスの利用に厳格な審査や手続きが必要でした。これに対しDeFiでは、インターネット接続とデジタルウォレットさえあれば、誰でも自由に金融サービスを利用できます。
例えば、何らかの理由でクレジットカードが発行できない人であっても、DeFiプラットフォーム上で担保を提供することで融資を受けられる可能性があるのです。
効率性もDeFiの大きな特徴と言えるでしょう。スマートコントラクトによる自動化により、人的ミスやコストの削減、24時間365日のサービス提供が実現しています。

高効率な運用により、従来の金融システムでは不可能であった金利を叩き出せているのです!
DeFiで使えるステーブルコインの種類と特徴
ステーブルコインとは、法定通貨と価値が連動していて、価値の安定性を保つことを目的とした仮想通貨です。大きく分類すると次の3種類があり、詳しく解説していきます。
・法定通貨型ステーブルコイン
・仮想通貨担保型ステーブルコイン
・無担保型ステーブルコイン
法定通貨型ステーブルコイン
法定通貨担保型ステーブルコインは、DeFi市場で最も一般的で信頼性の高いステーブルコインです。
このタイプのステーブルコインは、米ドルなどの法定通貨を1:1の比率で裏付けとしているため、価値の安定性が高いという特徴があります。
代表的な法定通貨型ステーブルコインはこちら。
種類 | 連動 | どんなコインか | 時価総額 |
---|---|---|---|
USDC | 米ドル | Circle社とCoinbaseが共同で発行。 透明性や安定性を重視しています。 | 6位 |
USDT | 米ドル | テザー社が発行。 | 3位 |
JPYC | 日本円 | 国内企業、JPYC株式会社が発行。 累計発行額が2024年1月で25億円突破。 | 4783位 |
一方で、法定通貨担保型ステーブルコインには中央集権的な管理という課題も残ります。発行企業が適切に準備金を管理しているかどうかを外部から完全に検証することは困難です。
そのため、発行企業の信頼性やガバナンスの透明性が、重要な要素となります。

日本でもステーブルコインの可能性に注目し始めているんですよ!将来的には日本の金融システムもデジタル通貨が大きく拡大するかもしれません。
仮想通貨担保型ステーブルコイン
暗号資産担保型ステーブルコインは、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産を担保として発行される、革新的なステーブルコインです。
このタイプのステーブルコイン最大の特徴は、完全にブロックチェーン上で管理され、中央集権的な管理者を必要としない点にあります。
暗号資産担保型ステーブルコインは、スマートコントラクトによって自動的に価格の安定性を維持する仕組みを持っています。
例えば、「DAI」というステーブルコインの場合、ユーザーはイーサリアムを担保として預け入れ、その価値の一部をDAIとして借り入れることができます。
担保となる仮想通貨の価値が変動するため、過剰担保を設定することで価値の安定性を保つ仕組みになっています。
種類 | 連動 | どんなコインか | 時価総額 |
---|---|---|---|
DAI | 米ドル | MakerDAOが発行。 主に仮想通貨イーサ(ETH)を担保に。 | 24位 |
LUSD | 米ドル | Liquityプロトコルが発行。 仮想通過イーサ(ETH)のみを担保に。 | 411位 |
ただし、暗号資産担保型ステーブルコインにも課題はあります。担保となる暗号資産の価格変動が激しい場合、システムの安定性が脅かされる可能性がある点です。
スマートコントラクトの脆弱性やバグによるリスクも考慮しなければなりませんので、有名な監査法人に監査されているプラットフォームを選ぶことも重要になってきます。
無担保型ステーブルコイン
無担保型ステーブルコインは、特定の資産を担保とせずにアルゴリズムで価格の安定性を保つタイプのコインです。
無担保型ステーブルコインは、DeFiの世界で最も革新的かつ挑戦的なステーブルコインと言えるでしょう。担保は無く、アルゴリズムで供給量を調整することで価格の安定性が維持されるようになっています。
しかし、アルゴリズム型ステーブルコインは、大きな課題も抱えておりオススメできません。急激な需要の変化や極端な市場状況下では、価格の安定性を維持できない可能性があります。
実際に、2022年にはTerraUSDの崩壊により、アルゴリズム型ステーブルコインの脆弱性が顕在化し、市場は大混乱に陥りました。

新しいタイプの無担保型は生まれてきていますが、どれも難しいので初心者は控えておきましょう。
リスクを抑えて稼ぐ! ステーブルコイン×DeFi戦略
さて、いよいよ本題。リスクを抑えて稼ぐステーブルコイン×DeFi戦略の話に入りましょう。
預けるだけで利息ゲット! ステーブルコインレンディングのススメ
ステーブルコインレンディングは、DeFi戦略の中でも最もリスクの低い収益獲得方法の一つです。
ユーザーがステーブルコインを貸出プラットフォームに預け入れることで、定期的な利息収入を得ることができます。従来の銀行預金と比較して、はるかに高い利回りを実現できるのが最大の魅力と言えるでしょう。
例えば、USDTやUSDCなどの主要なステーブルコインを利用することで、価格変動リスクを最小限に抑えつつ、年利5%から10%程度の利回りを得られる可能性があります。
これは、現在の低金利環境下では非常に魅力的な投資機会と言えるのではないでしょうか。
具体的な手順としては、まず信頼できるDeFiレンディングプラットフォームを選択します。
自身のデジタルォレットからプラットフォームにステーブルコインを預け入れます。預け入れた瞬間から利息が発生し、多くの場合、リアルタイムで利息が加算されていきます。
ただし、ステーブルコインレンディングにもリスクがないわけではありません。
主なリスクとしては、スマートコントラクトの脆弱性やプラットフォーム自体の信頼性があります。そのため、複数のプラットフォームに分散して預け入れることや、定期的に利息を引き出すなどのリスク管理策を講じることが重要です。
流動性供給でさらに利回りアップ! DEXのファーミングとは?
DEX(分散型取引所)の流動性提供(ファーミング)は、ステーブルコインを活用してより高い利回りを目指す、上級者向けのDeFi戦略です。
この手法では、ユーザーが取引所の流動性プールにステーブルコインを預け入れることで、取引手数料の一部と追加のトークン報酬を獲得します。
流動性提供の魅力は、レンディングよりも高い利回りを得られる可能性があること。
例えば、人気のステーブルコインであるUSDTやUSDCのプールであっても、タイミングや狙いによっては年利10~20%のプールがあることも。

USDT/USDCのようなステーブルコインペアの流動性プールに資金を提供することで、取引手数料をもらえて、さらに、プラットフォーム固有のガバナンストークンも報酬として獲得できます。
- 流動性を提供するユーザー:USDC-USDCのペアをプールに提供しておく。
- トークンを交換したいユーザー:USDTとUSDCを交換する。同時に手数料を支払う。
- 流動性を提供するユーザー:交換の際の手数料を受け取る。同じように交換したい人が多いほど、自動的に報酬が蓄積される。
価格バランスがズレないペアで流動性を提供しているため、「変動損失(Impermanent Loss)」は発生しづらくなっています。
しかし、DEXでのファーミングにはレンディングよりも高いリスクが伴うため、どういったペアで流動性提供するのか、入手したガバナンストークンの価格はどのように変動するのか、といったリスクもあります。

リスクが大きいため市場動向を常に注視し、必要に応じて戦略を調整することが大切です。
ステーブルコインのDeFi戦略で失敗しないための注意点
ステーブルコインのリスクを理解しよう (価格変動、規制)
ステーブルコインは、その名の通り安定した価値を保つことを目的としていますが、完全にリスクフリーというわけではありません。
DeFi戦略を成功させるためには、ステーブルコイン特有のリスクを十分に理解し、適切に管理することが不可欠です。
ステーブルコインの主なリスクの一つは、予期せぬ価格変動です。
法定通貨担保型ステーブルコインでさえ、市場の急激な変動時には一時的にペッグ(基準価格)から外れることがあります。
実際に2023年3月、シリコンバレー銀行(SVB)の突然の破綻がきっかけとなり、一時的に1ドルのペッグから大きくハズレた事例が発生しました。
また、規制リスクもステーブルコイン投資において重要な考慮事項です。
世界各国の規制当局は、ステーブルコインの管理と監督を強化する動きを見せています。規制強化が進展すれば、一部のステーブルコインプロジェクトの継続性や利用可能性に影響を与える可能性があるでしょう。
では、どのようにリスク回避を取っていけば良いか。3つ挙げてみます。
- 複数のステーブルコインに分散投資
- 発行企業の財務状況や準備金の透明性をチェック
- 規制動向に注目して、変化の兆候があれば迅速に対応
これらの対策を講じることで、ステーブルコインのリスクを最小限に抑えつつ、DeFi戦略を展開することが可能になります。
スマートコントラクトのリスクと対策
DeFi戦略は魅力的ですが、システムの中心となる「スマートコントラクト」でトラブルが起きると、お金を失ってしまう可能性があります。
特に、スマートコントラクトのコードに脆弱性や欠陥があった場合、ハッカーに狙われて、お金を盗まれる可能性があるのです。この盗まれてしまったときがやっかいで、ユーザーが自己責任の損失を被ってしまうこともあります。
対策を2つ挙げます。
- 必ず監査済みのプロジェクトを選択する。信頼できる第三者機関だと安全性が高い。
- コールドウォレットを利用する
これらの対策を組み合わせることで、スマートコントラクトに関連するリスクを低減し、より安全にDeFi戦略を実行することができます。
安全性の高いプラットフォーム選び
DeFi戦略の成功は、利用するプラットフォームの安全性と信頼性に大きく依存します。
安全性の高いプラットフォームを選択することは、資金の保護と投資の成功率向上につながる重要なステップです。以下に、安全なプラットフォームを選ぶ際の具体的なチェックポイントを示します。
- TVL(預り金総額)の最低基準が100万ドル以上など (リスクに応じて決めます)
- 数年間など、長い実績のあるDEX
- セキュリティが高い信頼できるチェーン(イーサリアム、やイーサリアムのセキュリティを活用しているレイヤー2など)
などが良いのではと思います。
ただし、DeFi市場は目まぐるしく動きます。常に最新の情報を収集し、投資戦略を適宜見直しながら投資することが鍵となります。
ステーブルコインの高利回りプールを探す具体的な方法
最後に、ステーブルコイン特化した高利回りプールを探す具体的な方法を紹介します。
今回、調査に多大な労力を要していること、今後も魅力的なDeFiコンテンツを持続的に作成していきたいと考えており、有料コンテンツとさせていただきます。
DeFiユーザーにとっては、投資目標に沿った機会を見つけるのに役立つ強力なdefiツールを4つ紹介しています。効率的に高利回りプールを探すことができます。
ぜひ、応援の気持ちで購入いただけると嬉しいです!
ただしステーキングの方が取り組みやすく、安全性が高いです。
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