こんにちは。たつのこです。
イーサリアムは、暗号資産市場においてその技術的進化と多様なユースケースで注目されていますが、2025年に向けてその成長予測と価格見通しはどうなるのでしょうか?
この記事では、イーサリアムの現状、技術的な進化、そして未来の展望について詳しく解説します。イーサリアム2.0への移行やDeFiの将来性など、多くの重要な要素を網羅し、投資戦略とリスク管理のポイントもご紹介します。
2025年の様々なアナリストの意見をまとめていますので、最新の分析と予測をもとに、イーサリアムの未来を一緒に見ていきましょう。

目次
イーサリアムの現状と基礎知識
最初に簡単にイーサリアムの現状を振り返ってみます。
イーサリアムとは?
イーサリアムは2015年にヴィタリック・ブテリンと他の共同創設者によってリリースされたオープンソースのブロックチェーンプラットフォームです。
ビットコインが主にデジタル通貨としての役割を果たすのに対し、イーサリアムはスマートコントラクトをサポートし、分散型アプリケーション(DApps)の基盤を提供します。このスマートコントラクトは自動的に契約を実行するプログラムで、信頼性と透明性を確保します。
イーサリアムのネイティブ通貨は「イーサ(ETH)」で、ネットワーク上での取引手数料やスマートコントラクトの実行に使用されます。イーサリアムのブロックチェーンは、全ての取引とスマートコントラクトの履歴を保持する分散型台帳として機能します。
イーサリアムの現在の市場状況
2024年現在、イーサリアムの価格は約3,800ドル(60万円前後) で推移していて、ビットコインに次ぐ第2位の暗号資産としての地位を確立しています。
日本国内の主要取引所でも確実に採用されていて、取引所での活発な取引が行われています。アまた、DeFi(分散型金融)の成長やNFT(非代替性トークン)の普及、そして、2024年5月に承認されたイーサリアムETFがイーサリアムの需要を押し上げていて、イーサリアムは多くの投資家にとって魅力的な資産となっています。
イーサリアムの進化と過去の動向
イーサリアム1.0から2.0への進化
イーサリアム1.0の主な課題は、スケーラビリティと高い取引手数料で、ネットワークの負荷が増加しユーザー体験が低下していました。
これに対して、イーサリアム2.0への大幅アップデートが進められ、最も注目される変更は、Proof of Work(PoW)からProof of Stake(PoS)への移行で、ネットワークのエネルギー効率とセキュリティが向上します。
PoSへの移行により、ネットワークの分散性とセキュリティが強化されるとともに、イーサリアムは持続可能なブロックチェーンプラットフォームとしての地位を確立しつつあります。

スケーラビリティによって手数料が1000円単位になったこともありました。
銀行の送金手数料が1000円を超えるイメージです!恐ろしすぎます!
主要なアップグレード:The MergeとShanghai
The Mergeは、イーサリアムのメインネットに正式にPoSが導入され、ネットワークのエネルギー消費が大幅に削減されました。
Shanghaiアップデートは、スケーラビリティの向上とガス代の削減を目的としています。手数料が低下し、分散型アプリケーション(DApps)の利用がさらに促進されることが期待されています。
これらのアップグレードにより、イーサリアムネットワークのトランザクション処理能力が向上。ユーザー体験が着実に改善されており、今後も淡々とアップデートが控えていて、技術的な進化がイーサリアムの将来を支えているのです。
2025年に向けたイーサリアムの展望
イーサリアムの成長予測と価格見通し
イーサリアムの成長予測には、専門家による多様な見解があります。以下に2025年の価格見通しについていくつかの主要な予測(Benzinga)を紹介します。
- CoinPriceForecast:2025年末までにイーサリアムの価格は120万円程度(6,000ドル)を超えると予測されています。この見解は、イーサリアムの技術的進歩と広範な採用が成長を後押しすると期待しているためです
- WalletInvestor:2025年までにイーサリアムの価格は60万円程度(3,000ドル)になると予測しています。これは、市場のボラティリティと規制リスクを考慮した保守的な見方です
- LongForecast:最も強気な予測を行っており、2025年にイーサリアムの価格が180万円程度(9,000ドル)に達する可能性があるとしています。これは、DeFi(分散型金融)とNFT(非代替性トークン)の急速な成長に基づいています
これらの予測は、イーサリアムの技術革新、採用の広がり、市場の動向など多岐にわたる要因に基づいています。投資家はこれらの見解を参考にしながら、リスク管理を徹底し、最新の市場情報を常にチェックすることが重要です。
イーサリアムETFと機関投資家の影響
2024年5月には複数のイーサリアムETFが承認され、取引が開始されました。
機関投資家の参入により、イーサリアム市場は安定化し流動性が向上すると、価格のボラティリティが減少し、投資の信頼性も向上します。また、ETFの承認は、個人投資家にもイーサリアムへのアクセスを提供し、市場の拡大に寄与します。
これにより、イーサリアムの需要が増加し、価格上昇が期待されます。市場の成長を促進するため、ETFの役割は今後ますます重要になるでしょう。

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DeFiの進化とイーサリアムの役割
ステーキングを始めとするDeFi(分散型金融)は、従来の金融システムをブロックチェーン技術によって分散化し、中央集権的な管理者を排除することを目指しています。イーサリアムはこのDeFiの基盤として重要な役割を果たしています。
具体的には、スマートコントラクトを利用して自動化された貸付、取引、資産管理などが行われています。これにより、金融サービスの透明性が向上。アクセスが容易になると同時に、手数料の削減が可能になる一方で、ユーザーの利益率が向上しています。
イーサリアム上で運用されるDeFiプロジェクトの増加は、ネットワーク全体の価値と利用を促進し続けていて、今後も着実に広がりを見せてくると思います。
その他のユースケースの広がり
イーサリアムの技術は、その他の全く新しいユースケースやビジネスモデルにも応用されています。例えば、サプライチェーン管理、デジタルアイデンティティ、分散型自治組織(DAO)など、多岐にわたる分野での利用が進んでいます。
ブロックチェーン技術を活用した新しいビジネスモデルが次々と登場しており、イーサリアムはこれらの基盤技術として重要な位置を占めています。将来的には、さらに多くのユースケースが開発され、イーサリアムの利用範囲はますます広がるでしょう。

実はイーサリアムは、2022年の時点で、グローバルTOP100企業のうち24の企業がイーサリアムをインフラとして活用しているんです(blockdata参照)
まとめ
イーサリアムは、その技術的な進化と市場の拡大により、2025年に向けて明るい未来が予測されている意見が多いですね。
イーサリアム2.0のような大規模アップデートによって、イーサリアムの技術に進化をもたらし、スケーラビリティとセキュリティが向上し、ネットワークの信頼性を高めています。イーサリアムのスマートコントラクトや分散型アプリケーション(DApps)の利用がさらに広がることでしょう。
これからも、イーサリアムはその革新性と成長力により、ビットコインに次ぐ主要コインであり続けますし、もしかしたらビットコインを追い抜く日もやってくるかもしれないと期待しています。
では、また!
2024年5月にETFが承認されましたので、ますます2025年以降が楽しみになりましたよ!