こんにちは。たつのこです。
仮想通貨時価総額第2位、ビットコインの次位置しているイーサリアム。
そしてそのイーサリアムが持つ最大の特徴がスマートコントラクトです。
この記事では、イーサリアムのスマートコントラクトについて、深掘りして解説していきます。
スマートコントラクトの具体的な利用例、さらにはその未来まで、幅広く紹介したいと思います。
目次
イーサリアムとは
イーサリアムは、ビットコインに次ぐ市場規模を持つ仮想通貨です。
しかし、単なる仮想通貨としての機能だけでなく、スマートコントラクト（賢い契約）という特別な技術を持っています。
この技術によって、特定の条件が満たされたときに自動的な取引ができたり、自動的な契約の履行が可能となります。
スマートコントラクトの特徴と利点
スマートコントラクトの最大の特徴は、中間業者なしに取引を自動的に行える点です。
例えば、リアルの銀行の店舗を想像してみてください。
受付には従業員がいらっしゃって、色々手続きを対応されていますよね。
”その従業員が行う手続き”を全てスマートコントラクトで行うことで、従業員が不要になったイメージです。
その従業員が他社とやり取りしていたことも、スマートコントラクトに置き換わります。
さらに、仮想通貨が世界共通といった特徴を持つために、場合によっては日本と海外との中間業者も不要になるイメージを持ってもらうといいかもしれません。
このように、リソースを低減することで取引コストを削減したり、同時に仮想通貨の技術ブロックチェーンの特徴として、取引の透明性を向上させることができます。
スマートコントラクトのセキュリティ
ただし、スマートコントラクトは、セキュリティが超重要です。
作り上げたスマートコントラクトに脆弱性があるとどうなるでしょう？
銀行のシステムに脆弱性があったら？
恐ろしいですよね。
実際に、過去にはセキュリティの脆弱性を突かれて大きな損失が発生した事例もありました。
例えば、2016年の”DAO事件“。
スマートコントラクトの脆弱性を突いてハッキングされ、大量のイーサが不正に取得されました。
業界全体を騒がす歴史的事件として捉えられており、開発時のセキュリティリスクやコードの監査対応を徹底的に行うことの重要性が増した事例とも言えます。
対策としては、世界的に有名なブロックチェーンを活用した銀行Lidoの例では、監査を受けた企業名を公表したり、コードを無償で公開してお互いに監視検証し合うことで脆弱性を徹底的に改善する、といった取り組みが行われています。
ユーザーはコードの脆弱性を判断できないのでこういった特徴から推測するか、そもそもユーザー保護の観点が強い日本の仮想通貨取引所や日本のプロダクトはやはり安心します。
スマートコントラクトの実際の利用例
金融業界での利用
スマートコントラクトは金融業界との相性が非常に優れていて、プログラムのみで稼働する無人の銀行（DEX）が生まれました。
スマートコントラクトを利用して自動的にローンの返済を行ったり、保険の支払いを自動化する取引も可能になり、金融業界での可能性の広がりは底が見えません。
スマートコントラクトによって、従来の手続きが簡略化され、ユーザーの利便性やユーザーへの還元が向上しますので、今以上に便利な世の中になると思います。
ゲームやエンターテインメントでの利用
ゲーム業界でもスマートコントラクトの利用が進んでいます。
ゲーム内のアイテム取引やキャラクターの育成など、ゲームの進行に関するさまざまな取引をスマートコントラクトで実現しています。
ゲームのアイテムを仮想通貨で売買することが可能となり、ゲーム内の経済活動が活発化しています。
例えば、The Sandboxと呼ばれるブロックチェーンゲームでは、ゲーム内土地を仮想通貨で売買することができ、実際に所有をしているかのような体験が可能になりました。
従来のゲームでは出来なかった、まさに新体験が出来るようになりました！
スマートコントラクトのコストとガス代
イーサリアムには、ネットワーク上で取引を行う際、その取引を処理するためのコンピュータリソースが必要となります。
このリソースの使用がすなわち手数料であり、手数料のことをガス代と言います。
ガス代を節約するための方法はいくつか存在していて、ネットワークが混雑していない時間帯に取引を行うことや、取引の優先度を下げることで節約することができます。
最後に
以上、イーサリアムのスマートコントラクトをできる限り初心者に役立つ用に概要を解説しました。
この技術がもたらす革命的な変化は、私たちの生活やビジネスに大きな影響を与えることを確信するような、そういったワクワクを感じながら仮想通貨に触れています。
イーサリアムの未来の可能性が楽しみですね。
では、また！
スマートコントラクト、詳しく見ていきましょう！