こんにちは。たつのこです。
暗号資産の世界で注目を集めるDAI(ダイ)。
分散型ステーブルコインとしての特性や、他のコインとは大きく変わった特徴・仕組みについて詳しく知りたく無いでしょうか?
DAIは、安定した価値を持ちながら、ユーザーが自由に発行できる利便性が魅力です。
本記事では、DAIの概要から特徴、購入方法、将来性までわかりやすく解説します。
仮想通貨初心者でもわかりやすい内容で、DAIの魅力を徹底的に紹介します。
目次
仮想通貨 DAI(ダイ)とは?
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | DAI(ダイ) |
発行主体 | MakerDAO |
主なブロックチェーン | イーサリアム |
種類 | 仮想通貨担保型ステーブルコイン |
価格目標 | 1DAI=1ドル |
担保 | 仮想通貨(主にイーサリアム) |
特徴 | スマートコントラクトによる運用 仮想通貨担保型で最も人気 |
購入可能な取引所 | bitbankなど |
将来性 | 決済手段、預金、DeFiでの活用 |
公式サイトURL | https://makerdao.com/ |
DAI(ダイ)の概要
DAIは仮想通貨担保型の仕組みで注目を集めるステーブルコインで、1DAIは常に1米ドルと同じ価値になるようになっています。
価格変動が大きい仮想通貨に対して、安定した価値を保つ通貨があれば安心ですよね。
そこで注目されているのが、DAI(ダイ)。
DAIは、主にイーサリアムブロックチェーン上で発行されるステーブルコインです。
DAIと法定通貨担保型ステーブルコインの違い
DAIと法定通貨担保型ステーブルコインの違いには、どんな違いがあるのでしょうか。
- 価格の安定性の仕組み
- 分散化
- 透明性
まず、価格の安定性の仕組みが異なります。
DAIの裏付け資産は仮想通貨なので、仮想通貨の価格変動に対応できるように、スマートコントラクトを活用した過剰担保の仕組みを取っています。
イーサリアムを100ドル預けた場合、DAIを借りれるのはMAX80ドル程度。イーサリアムの価格が下落した場合には、ユーザーに追加担保を要求するか、DAIを返却するように求めます。
特定の条件が満たされると自動的に契約が実行されるプログラムのこと。
自動販売機のように、お金を入れてボタンを押せば自動的に飲み物が出てくるイメージ。
次に分散化。
DAIはMakerDAOと呼ばれる主体があるのですが、DAIを発行するのはあなたも可能です。
誰でも自由に、個人情報の提供も必要無く、DAIを発行できるという点で、従来の金融システムとは異なる特徴を持っています。
そして、透明性。
daistats.com で公開されたブロックチェーン上で、DAIの発行や運用について、いつでもシステムの健全性を監視できるようになっています。
この透明性により、信頼性を高め、ユーザーは安心してDAIを利用できます。
嘘をつけない仕組みで、ユーザーは安心してDAIを利用できるんですね!
MakerDAOとDAIの関係
MakerDAOは2014年に設立され、2017年にイーサリアムメインネット上でステーブルコインであるDAIを正式にローンチしました。
分散型自律組織(Decentralized Autonomous Organization)の頭文字をとってDAOと呼ばれます。特定の会社のようにTOPが不在で上司部下のような階層構造を持ちません
DAOとは会社では無く、どちらかといえば、コミュニティに近いかもしれません。
ブロックチェーン技術とスマートコントラクトを活用することで、上司部下のような階層構造を持たずに、対等な参加者の間で意思決定が行われます。
このような世界から集まった有志のメンバーによって、DAIがローンチされたのです。
また、コミュニティに貢献した参加者には、様々なインセンティブが与えられる仕組みになっています。
DAOという組織形態は、今後日本でも増えてくるかもしれません。
DAI(ダイ)の特徴・メリット
仮想通貨担保型のステーブルコインで最も人気
DAIはステーブルコインの中で、USDT→UDSCに次ぐシェアを取っていて、仮想通貨担保方ステーブルコインで一番人気となっています。
仮想通貨担保型として最も人気で時価総額は20位(2024年6月時点)を誇ります。
ERC-20規格で利便性が高い
DAIはERC-20トークンと呼ばれる、イーサリアムでの標準的トークン規格に基づいて発行されています。
そのため、イーサリアムのブロックチェーンでのアプリやウォレット(仮想通貨専門のお財布)と互換性があるのです。
これにより、ユーザーはDAIを簡単に保管、送信、受信できます。
MetaMaskやLedgerなどのウォレットを使用してDAIを管理でき、比較的低リスクでDeFi活用により年利5~8%程度の利益を狙えます。
これがDAIの利便性を高め、多くのユーザーに選ばれる理由となっています。
ユーザーが自由にDAIを発行できる
DAIの大きな特徴は、ユーザーが自由にDAIを発行できること。
あなたが銀行口座を持っていなくても大丈夫。
必要なのはインターネットへのアクセスだけ。
実は、米国だけで約3,200万の世帯が銀行口座非保有者層または非銀行利用者層になるそうです。
DAIは、このように銀行口座を持てない人たちにも経済的自律をもたらす可能性があるのです。
仮想通貨市場での安定性
仮想通貨市場において、価格変動からユーザーを保護してくれます。
暗号資産は1ヶ月で価格が5%、10%と大きく変動する可能性も。
一方で、DAIは価格変動のリスクが少ないです。
また、仮想通貨を現金化することなく、DAIに変換して保管できる利便性もあります。
価格変動が少ないので、仮想通貨初心者にとっても安心して運用できるんです
DAI(ダイ)の価格動向
DAIは常に1米ドルにペッグされているため、大きな価格変動はありません。
過去1年間の時価総額の推移を見てみても、DAIの需要は安定していることがわかります。
DAI購入の買い方・おすすめの取引所
DAI購入にオススメの取引所を紹介します。
取引所 | 取引手数料 (ETH,取引所) | 取引 ボリューム | おすすめ 目的 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
GMOコイン | Maker:-0.01% Taker: 0.05% | 中 | DeFi | 取引手数料が低い、 豊富な取引ペア |
bitbank | Maker:-0.02% Taker: 0.12% | 高 | トレード | 流動性が高く取引手数料が最安、 広範な取扱通貨数 |
トレード目的にはbitbank
bitbankは、取引手数料の低さと、取引量の多さが魅力。
頻繁に売買するアクティブなトレーダーにおすすめです。
取引量が多いため、売買時のコストを抑えることができるんです。
DeFi目的にはGMOコイン
DeFi目的にはGMOコインがおすすめ。
送金手数料が無料で、仮想通貨専用のお財布に送金するときに便利だからです。
取引手数料が低く、流動性も安定しているので、全体的にバランスが良い取引所になっています。
DAI(ダイ)の今後の見通し・将来性
DAIの需要拡大の期待
ステーブルコイン市場は1600億ドルの需要(2024年6月)があり、また、近年急速に拡大しています。
ブロックチェーンを活用することで、ユーザーが負担する手数料が下がり、銀行よりも高利回りで運用できるため多くのユーザーに支持されています。
国際送金やオンライン決済など、ステーブルコインの市場は今後も拡大すると予想すると、DAIも分散型の特性と高い信頼性から、今後も需要が拡大すると期待されています。
また、DeFiプラットフォームでの利用がますます広がり、多くのユーザーがリスク回避のためにDAIを選択する可能性もあります。
法定通貨と同じ価格を保ちながら、ブロックチェーンの利便性を得られるのは大きいメリットになっています。
直面する課題と規制環境
DAIの成長にはいくつかの課題も存在します。
仮想通貨市場の急激な下落時には、DAIの価格安定性が脅かされる可能性があります。
また、USDC等の中央集権型ステーブルコインとの競争も激化しています。
規制面では、各国の金融当局がステーブルコインに対する監視を強化しており、DAIの運営にも影響を与える可能性があります。
これらの課題に対応しつつ、いかに成長を続けられるかが、DAIの将来を左右する重要な要素となるでしょう。
将来的な応用
DAIは、従来の金融システムとブロックチェーン技術を橋渡しする役割として、DAIの重要性はますます高まると予想されます。
なんといっても特徴的なのが、スマートコントラクトを活用した自動化された金融サービスである点。
DAIを基盤とした保険商品や投資商品の開発が進んでおり、これらのサービスがより身近になることで、ブロックチェーン活用が促進されると期待されています。
また、実物経済との融合の可能性も期待できます。DAIを活用した決済システムの導入や、不動産などの実物資産のトークン化において、DAIが重要な役割を果たす可能性があります。
DAIの応用範囲には、ますます期待したいと思います。
DAIに関してよくある質問
まとめ
DAIはイーサリアムで発行されるステーブルコインで分散型の管理システムを採用しています。
1 DAIは1米ドルの価値を保ち、仮想通貨を担保に発行されます。
何より、仮想通貨の価格変動からユーザーを保護してくれ、仮想通貨を現金化することなく、銀行預金よりも高利回りで利益を得られる可能性があることが嬉しいポイント。
リスクと適切な保管方法を理解し、安全に利用することが重要となりますが、DAIの需要はDeFiプラットフォームの拡大とともに、将来的にはさらに多くの用途も増えてくるのではないでしょうか。
ではまた!